2020/04/12
目次
穴釣りとは?
堤防の横に積み重なっている「消波ブロック(テトラポット)」の隙間に根魚が隠れているので、これを如何にして釣り上げるか?というロマン溢れる釣法です!この釣りって実は奥が深く、単純に隙間に落としても釣れないことの方が多いんです。事項に詳しく書いてみます。
正しい「テトラ」の見つけ方
テトラポットは主に波を消す役割を担っているため、陸地から見ると外洋側に設置されています。その中でもできるだけ「水深のあるテトラ帯」を見つけましょう!潮の満ち引きなどでテトラの底面までが露出してしまうような個所はアウトです。常に海水に浸かっている場所でないと魚も安心して居付けませんよね!
正しい「穴」の見つけ方
ここまでで魚のいる「テトラ」は参考になったと思いますが、「穴」に関してはコツがあります。これはデータなどはなく実際に現地へ行って見て確認するしかありません。一番良い(釣りやすい)穴は海底まで穴が伸びていること。これがとっても大事です。水深30cm程度しかない穴ではもちろん釣果は期待薄ですよね!実際にテトラの隙間に仕掛けを落としてみて奥まで続いているような個所を確認しましょう!
テトラでの釣りで気を付けたいこと
これはお願いというか安全確保のための心得です。できればテトラでの釣行を視野に入れている場合は、靴底に「滑りにくい加工」の施してあるもの(スパイクシューズ等でも代用可)を着用してください。一度海に落ちてしまうと、テトラの隙間などに貝がたくさん付いていますので簡単に手や足に切り傷が付いてしまいます。上がってくるまでにはボロボロの状態になってしまい兼ねませんので、先ずは滑落しないことに気を付けましょう。また、ライフジャケットなども有効です。最近のライフジャケットは釣り具の収納に関して機能性を追求しているものが多く、必要な小物は大体入ってしまいます。3,000円程度のものなので買い揃えてみてもいいと思います。
テトラポットで釣れる魚
ガシラ(カサゴ)・メバル・アイナメ・ソイ等が代表格ですが、外道として毒魚も釣れてしまうことがあります。
毒魚に関してはこちら→海で釣れる毒魚とその対処法5選
どの魚も美味しく食べることができます!釣り方も事項でまとめていますので、良ければご一読ください。
テトラポットでの釣り方
餌釣り
「ブラクリ仕掛け」と呼ばれる錘・夜光玉・針のみのシンプル仕掛けがお勧めです。テトラの隙間はすごく小さいので、長めの仕掛けだと魚に走られた場合に根擦れ等で切れてしまうことがあります。
ワーム
ワームで釣る穴釣りは近年人気のライトソルトゲームです。仕掛けも簡単で済みますし、何より毎回釣具屋さんに立ち寄る必要がなくなります。
ジグヘッド
超軽量の0.5~1gの物を選びましょう最近では夜釣り対応の光るタイプも出ていますね!穴釣りはキャストをする必要がないので、重りは軽くても重くてもどちらでも大丈夫です。しかし、ジグヘッドの性能上、重ければ針の大きさも大きくなってしまうため、この程度が適正といえます。
テトラポットで使用する竿
全長1~1.5m程の振出竿を使います。ネットであれば千円程度で購入出ます。短いほど穴釣りには向いています。「穂先」で釣るため穂先の柔らかいものを選ぶようにしましょう!
穴釣りをするときのリール
リールはスピニングとベイトリールどちらでも大丈夫です。ベイトリールは「バックラッシュ」するので筆者は避けてきてますね(笑)どちらのリールでも2,000番台であれば十分だと思います。
穴釣りをするときのライン
色んなラインがありますが、筆者がよく使うのは専門のライン(4号ナイロン)です。餌釣りで挑むことの多い筆者は、耐磨性に優れたものを選ぶようにしています。
穴釣りのエサ
イカ
イカならなんでも大丈夫ですが、柵状に切って使用しましょう。イカ餌は身持ちが良く、繰り返し使用できるのでコスパが良いと思います。
キビナゴ
根魚は小魚やカニを主食としているため、きびなごは定番ですね!ワームにも「キビナゴモデル」というモノをよく見かけるので、効果は抜群です!
虫エサ
生餌に勝るものは無いといいますが、まさにその通りだと思います。生餌は時間帯など関係なく、穴釣りであれば最強餌だと筆者は思っています。青イソメ・マムシ(本虫)・赤イソメ・石ゴカイなど多くの虫エサがありますが、本虫が最適な大きさ・太さだと思います。
穴釣りの疑似餌
パワークラブ
疑似餌として最近人気が高くなってきているのが、「カニ」の疑似餌「パワークラブ」です。繰り返し使えるのはもちろん、最近のものは手につく臭いなども考慮しているものが多いのに驚きました。
ワーム
アジングやメバリングをされる方にはド定番のワームですね。夜釣りなどで人気の蛍光色は穴釣りでも絶大な人気です。生きた虫が苦手という方にお勧めです。
テトラジグ
筆者も初めて聞くアイテムだったのですが、「テトラジグ」というアイテムがあるようです。アシストフックなどは自分で好きなサイズを選べばいいとして、1gのジグってすごく心が躍ります!!
まとめ
穴釣りのすべてを書いてきましたが、何より安全に怪我無く自宅に戻ることが最優先です。テトラでの釣りは正直なところ危険がたくさんあります。皆さん最低限の装備は揃えて臨むようお願いします。